すてきな港区の賃貸

これも開発業者が儲けを上げやすくなります。
では、大規模なマンションを資産価値の維持という観点で見るとどうでしょう?ここでは、個性がないほうが物件としては望ましいと言っていますから、各戸の個性がほとんどない大規模なマンションは理想的なのでしょうか?残念ながら、私はそうは考えていません。 むしろ、大規模なマンションは個性がなさすぎて、資産価値を守るという意味ではマイナスになると思っています。
ひとつの階だけで10戸では済まない、没個性的な部屋があるというのは、中古を買う人からすると幻滅するのではないかと思うのです。 小学生ですら低学年だと迷子になってしまうほどの規模のマンションは、賃貸ならいざ知らず、買うとなると躊躇するのではないでしょうか。

実際、みなさんも中古を買う立場だとしたらどうでしょう?タワー・マンションがタワーになっている理由は、その場所の地価の高さです。 地価が1uあたり100万円、建ぺい率が50%の土地に12mの家を建てる際、ひとつの階に40uは欲しいと考えると、必要な土地は80uとなって8000万円が必要です。
普通のサラリーマンでは手が出ません。 ところが、この土地の容積率がたとえば1000%だとして、マンションを建てるとどうでしょう。
80uの居住空間を確保するには、廊下など共用部分にー割必要だとしても建物の投影面積が88uで、建ぺい率が50%ですから176uの土地が必要です。 一方、建ぺい率が50%で容積率が1000%ということは20階建ての建物にすることができます。
1戸あたりの土地は176uの20分の1で8.8uとなり、その分の土地の価格は880万円です。 これであれば、80uの専有面積のマンション1戸の分譲価格が4500万円前後になります。
土地だけで8000万円というのと、マンション1戸が4500万円というのであれば、後者のほうが販売しやすいのは当然です。 タワー・マンションの資産性で気を付けなくてはならないのは、高層マンションにしていて戸数が多いため、各戸あたりの土地の持ち分の割合が極めて少ないことです。
今の例ですと、分譲価格の4500万円のうち土地代はわずか880万円ですから、この物件の価格は、880万円までは下がる可能性があるのです。 私はこの点について、タワー・マンションに関しては楽観的な先行き見通しを持っています。
工法が確立されて、建物の耐久性も格段に向上していますから30年くらい経っても構造上の問題はないでしょうし、タワー・マンションに住みたいという”イメージ”は30年後であってもなくなっていないと思っており、土地代と関係なく、場所さえよければタワー・マンションの流通性は保たれる、つまり、中古を買いたい人はいると思うのです。

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